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いよいよ次の拡張へ! 「FFXIV」パッチ7.4、吉田直樹氏インタビュー
https://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/2064015.html



――ミラージュプリズムの制限緩和は、コミュニティにとってはかなり大きな発表だったと思います。ずっと昔のインタビューで、ジョブ専用装備はジョブのイメージを守るためにミラプリは開放しないというお話を聞いたことがあります。今回決断された理由を教えてください。

吉田氏: いくつか複合的な理由があってアップデートを行わせていただくこととしました。ですが、僕はゲームデザイナーとして、というか、「FFXIV」という「FFシリーズの世界」を預かっている立場として、竜騎士の装備は、やはり竜騎士だからこそ身に着けられるものであって欲しいし、初めてこの世界に飛び込んできた人が、ナイトのかっこいい鎧姿を見て「ナイトっていうジョブマジでかっこいいな!」と思って欲しい。着流しはやっぱり侍に着て欲しいな、というその想いみたいなものは変わっていないのです。

一方で、「世界戦略を掲げるオンラインサービス」として「FFXIV」を捉えたとき、「新生」から12年が経って、さらに次の10年を見据えた時、今まで当たり前だと思っていたものも、常に見直していくべきではないかと考えました。運営結果が良かったからこそ、これまで変えずにいたものも沢山ありますが、それですら「未来永劫そのままで良い」というわけではないのです。

今、もしくはこれから先にとって何が良いことなのか、何がベストなのかを改めて考えてみようとする中で、現在サービス中の我々のライバルに該当するコンテンツや、新たに出てくるMMORPGやオンラインRPGを一通り見直していった時に、現在のオシャレの自由度に対する運営側スタンスは、基本的にノールールなんだなと感じたんです。

僕が持っている「FF」のジョブに対するこだわりは、同じようにそれを大切にしてくださっている方、「FF」だからこそ大切にしてくださっている方ももちろんいらっしゃいます。ですが、それはプレイヤーサイドでこだわっていただければ良い、運営側としてルールで縛る必要はない、というのが現在のスタンダードと感じました。

10年以上という時が過ぎていく間に、キャラクターへのロールプレイという部分に対するこだわりは、(ジョブのイメージを守りたいという)運営側のこだわりよりも、(好きな服を着たいという)遊んでいる皆さんのこだわりのほうが強くなったんだなと改めて感じたのです。 自分は侍なんだから、絶対に着物しか着ないというロールプレイをするかどうかはプレイヤーの皆さんの自由で、それは開発や運営や他のプレイヤーの方が強要することではなく、広い選択肢を用意させていただいたうえで、遊び手である皆さんに委ねるというのが今やるべきことだろうと。これが一番の大きな理由です。