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漆黒秘話 第4話「記憶されざる掌編」が公開!
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/special/tales_from_the_shadows/

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遠い遠い昔。
まだ祈りを捧げられる神はなく、人が神であったころ。

ひとつの星は、ひとつきりの世界を営み、それと重なるようにして「命」が揺蕩う領域があった。

エーテル界と呼ばれるその領域は、時代によって様々な異名をとる。
彼らの時代においても、また同様に――
見えざる領域、死せる者の還る場所とされたことから、「冥界」とも呼ばれていた。

冥界は、神たる人々にとって、ごく身近な存在だった。
水が地から海に注ぎ、海から雲が生じて、それが雨として再び地に還るように、命の循環を担うひとところとして大切にされていた。
しかし、彼らの支配圏だったかと問われれば、皆が首を振るだろう。
彼らですら、叡智を用いなければ冥界を覗くに能わず、そこから力の一部を引き出すことはできても、流れのすべてを御するようなことはできなかったのだから。

ただ、人の中にはごく稀に、冥界に愛される者がいたという。

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