吉田直樹


絶アルテマのジェイルツール問題について
https://www.famitsu.com/news/201806/16159293.html

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──絶バハムート討滅戦のときもそうでしたが、こうした事象について吉田さんはしっかりとコメントを出されますよね。

吉田 世界で戦っている最先端の国産MMORPGを作っているのは僕たちしかいないせいか、いまの日本にはPCでゲームを遊ぶ文化がさほどありません。しかし、若いプレイヤーたちは、『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』や『フォートナイト』といった人気タイトルを、PCでガンガン遊んでいるんです。mod(Modificationの略。ゲームのグラフィックスやプログラムを遊び手側が改造/機能を追加して楽しむこと)の文化にも、まったく抵抗なく、当然のようになじんでいます。


──確かにそうですね。

吉田 そこを認めてあげないと、日本のゲーマー(文化)の成長はないと思っているので、だからこそきちんと“何がよくないことなのか”を伝えるべきではないかなと。当該アプリケーションは、サーバーからゲーム側に送信されてくる正式なパケットを表示(外部UI)につないでいるだけで、改変・改造しているわけでもなく、メモリーをリークさせているわけでもありません。そもそも、“表示につなぐ”といったことをできないように防ぐ責任は、僕たちの側にあるのではないかなと。modやPCツールにまつわる“いい悪い”は、その後の話であって、文化そのものはいいことだと思っています。そうでなければ、ユーザージェネレイテッドコンテンツ(UGC。一般ユーザーによって制作されたコンテンツ)が出てこなくなってしまいます。


──PCゲームでは当たり前の文化ですしね。

吉田 そこをきちんとポリシーを持って伝えていくのも、僕の仕事のひとつかなと思っているので、そういうコメントはなるべく逃げずに発信できるようにしたいなと。たとえその時点で誤解を招いたとしても、地道に説明を続けていけばきっとわかってもらえる……もしかしたら何年も先のことかもしれませんし、別のPCゲームが出たときなのかもしれません。いずれにせよ、いまそれを行っておく必要があるのかなとは思っています。なぜそう感じているのかいうと、どちらかといえば僕がゲーマーだからなんですけどね(笑)。



※一部引用