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アクション:アンガーマックス不具合の対応報告
http://forum.square-enix.com/ffxiv/threads/360392

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皆さんこんにちは、FFXIVプロデューサー兼ディレクターの吉田です。
冒険者小隊専用リミットブレイクである「アンガーマックス」が、小隊コンテンツ以外のコンテンツにて、使用できてしまっていたことに関する追加のご報告をさせていただきます。

情報が様々な伝わり方をしており、SNSなどを拝見していても内容の齟齬が多くなっているため、できるだけ正確に発生した事象と原因、今後の予防対策についてまとめを行いました。
しかしながら、開発、運営、QA、レポートラインと多岐に渡るご報告であるため、非常に長文となりました。
お時間のある時に全文をご確認いただくか、序盤に簡潔な箇条書きを行いましたので、そちらにて状況のご理解をいただけますと幸いです。


本件の顛末について箇条書き
・パッチ4.1にて冒険者小隊コンテンツに、小隊専用リミットブレイク「アンガーマックス(以下UM)」が実装される
・アクション実行処理にミスがあり、小隊コンテンツ以外でもUMが使用できてしまうというバグが発生
・このバグに開発/運営チームが気付かないままパッチがリリースされてしまう
・このバグに気付いたプレイヤーがUMを小隊コンテンツ外で「意図的」に使用する
・小隊コンテンツ外で発動したUMを見た他のプレイヤーの方から「不正行為」として3件の報告が寄せられる
・報告を受領した不正取締部門であるスペシャルタスクフォース(STF)が当該プレイヤーを監視
・不正ツールなどの使用が確認できず監視を終了
・当該プレイヤーはその後、別の不正ツール使用が発覚し永久アカウント停止の対応が行われる
・UMのバグが開発/運営/QAチームに知らされないまま時間が経過
・日本時間2月27日午後、UMバグを知る一部のプレイヤーから情報が拡散される
・日本時間2月27日夕方より開発/運営/QAチームにより対策と調査が開始される
・日本時間2月28日午後4時よりUMバグ修正のための緊急メンテナンスを行う
・同午後6時緊急メンテナンス終了、UMバグ修正完了
・開発チームは類似ケースのバグを未然になくすためのフロー改善を導入
・運営チームおよびSTFは類似ケースの報告漏れを無くすためのフロー改善を導入
・本バグを「コンテンツ攻略のために意図的に、かつ執拗に使用した」とみなされるプレイヤーにペナルティを実施予定


不正行為通報の伝達ミスと今後の防止について
外部サイトではありますが、「4か月前に報告したのに」というプレイヤーの方からの書き込みがあり、この事実関係をいただいている全通報履歴と内容、またそれに付随する調査のログデータ洗い出しを行いました。

結果として書き込みしていただいたように、2017年10月15日と16日の2日間、ゲーム内サポートデスク「不正行為の報告」から、合計3件のご報告が寄せられていました。
いずれも同一人物を通報する内容で、「失われた都ラバナスタ」において、使用できるはずのない アンガーマックスを使用しているプレイヤーがいた、というものでした。

結果からご報告いたしますと、いただいたこれらのご報告は調査が行われ、調査終了というステータスで、開発チームやQAチームにはレポートされないまま、クローズされていました。
これにより、ご報告をいただいたにも関わらず、バグの発見が遅れ、多くのお客様にご不安や、ご迷惑をおかけすることとなり、まことに申し訳ございません。


意図的な不具合を利用したコンテンツ攻略とペナルティについて
2月27日午前0時「以前」に本バグを「8人コンテンツ」の攻略に意図的に使用していたのは25キャラクター(21アカウント)
本件を知っていた一部のプレイヤーは、意図的に情報を隠してプレイしていた、という傾向がわかりました。
本25キャラクター、21アカウントは順次アカウント停止処分を行っています。

2月27日午前0時以降に本バグを使用していたのは1,110キャラクター
1,110キャラクターの内の457キャラクターは、アンガーマックスの使用回数が1回、もしくは、フィールドやハウジングエリアでの使用(木人)や、過去コンテンツの制限解除などとなっており、情報が拡散した以降、「本当に使えるのか試してみた」という程度のものに留まっています。
残りキャラクターのうち523キャラクターは非常に軽微、あるいは数回の使用となっています。
残りの130キャラクターは、繰り返し使用している傾向があるため、それぞれのペナルティは切り分けて行うこととしました。

また、今回の調査により、『絶・バハムート討滅戦』のバトル中において、2月27日以前の使用者は数名
情報拡散後の使用者は1名で、いずれもコンテンツクリアには結びついていなかったことをご報告させていただきます。


対処
明らかにコンテンツ攻略利用を避け、「本当に使えるのか好奇心で試してしまった」というキャラクターについては、今回ペナルティ無しとさせていただきました。
本件は開発側の実装ミスによる大きなバグであり、またバグ使用の通報を受けたにも関わらず、それを見落とすというミスが重なったため、好奇心での使用者を増やす結果となってしまいました。

また、軽微ではありますが、使用回数が複数に及ぶキャラクターには、「意図的な再使用の意志があった」とみなし、一律24時間のアカウント停止を、意図的な使用回数が極端に多いキャラクターには、さらに重いペナルティ措置をとらせていただきます。